海外生活でも豆腐作りは可能なの?
にがりが手に入らないから、豆腐なんて作れないよ。
大豆がたくさんあるから消費したい。
こんな疑問・要望をお持ちではないですか?
結論から言えば、
海外に住んでいながらでも、豆腐は簡単に作れます!
海外では手に入れる事ができない「にがり」がなくても、豆腐を作る事はできます!
この記事は、イギリスに住んでいる手作り豆腐歴1年ちょっと経つ私みしーが手作り豆腐の紹介をします。
声を大にして言わせて下さい!
まじで豆腐は簡単に作れます!(作っていくうちに慣れてきます)
この記事では、エプソムソルトという物をにがりの代替えとして使い、豆腐を作っていく方法を紹介します。
この記事を読めば、海外に住んでいながらも美味しいお豆腐を食べる事ができるようになりますよ。
私のYoutubeチャンネルでも、紹介しています。
でも、数回作れば慣れます!(断言!)
海外生活しているあなた、私と一緒に手作り豆腐作り始めましょう!
目次
手作り豆腐レシピ!海外生活にがりなしでも簡単に作る

にがり不要?材料はたったの2つでOK
まず、豆腐作りをするにあたって覚えておきたい事です。
基本的な豆腐作りに必要な材料は、大豆とにがりです。
おおまかに言うと豆腐は、大豆→豆乳→豆腐の過程で作られます。
豆乳ににがりを入れる事で、液体だった豆乳が固体に変わり、豆腐になっていきます。
固体にならない限りは、豆腐とは言えません。
だから、にがりは豆腐作りに欠かせないものなんです。
ロジックをさくっと紹介します。
海水から食塩を生成する場合、塩化ナトリウムが先に結晶化するので、
これをかき集めるなどして物理的に取り除いたのちに残る液体が苦汁である。
苦汁の成分は、塩化マグネシウムが中心である。ほかにナトリウム、カリウムを含む。
味は、主にマグネシウムイオンにより、文字通り苦い。ウィキペディアより
にがりに含まれている「塩化マグネシウム」の働きによって、豆乳が固まり豆腐になるという事です。
でも海外に住んでいると、豆腐作りに欠かせないにがりが手に入らない。泣
そこで代用品として、epsom salt(エプソムソルト)というのを使います。
エプソムソルトとは、硫酸とマグネシウムの無機化合物になります。
用途
エプソムソルトは欧米では多くの家庭に普及しており、一般的にバスソルトとして使用されている。
その他、医薬品や植物の肥料としても用途がある。
バスソルトには天然の食塩を成分としたものもあるが、エプソムソルトは食塩を含まず、
無色・無臭のマグネシウムの結晶で、水に溶けやすい性質を持つ。
市販されている入浴剤の成分に含まれているものもある。
水に溶かしたエプソムソルトとオリーブオイルを数回に分けて飲むと、
肝臓内の毒素が体外に排出され、肝臓が洗浄されるとする民間療法(レバーフラッシュ)が存在する。効果
エプソムソルトは不足しているマグネシウムを入浴することで皮膚から吸収し補給する有効な手段とされている。あくまで入浴剤であり、直接口から摂取するのは胃腸への刺激が強すぎるために避けたほうが良い。
ウィキペディアから
私が実際にイギリスの薬剤師に確認しました!
水やお湯に薄めて飲む場合は、問題ないとの事です。
豆腐作り1回に使うエプソムソルトは少量だし、にがりの代用品として使うだけなので特に体に問題ないと思います。
手作り豆腐を始めて1年ちょっとですが、食べた後に具合が悪くなる等の症状は一度もないです。
体の中に入れる物なので、心配だなという人は、エプソムソルトを買う時に薬剤師に確認してみるといいです。
エプソムソルトを買った後、やっぱりにがりの代用として使うのが嫌だなと思ったら、バスソルトとして使えばOKです。
だから、買っても無駄にはならないと思います。
ちなみに私は近くにある薬局で、エプソムソルトを£2いかない位で買いました。

手作り豆腐コスパ最強!
私が、手作り豆腐を始める前によく買っていた豆腐は、紙パックに入っているものでした。
スーパーではだいたい1個£2くらいで購入していたんですが、私は1度に2個くらい使うので、豆腐だけで£4(本日のレート:日本円529円)かかります。
た、た、高すぎ…!!
だから、毎回は買ってられないんですね。
手作り豆腐の場合は、大豆とエプソムソルトを使用します。
私はいつも Buy Whole Foods Online で大豆を購入しています。
まとめて買った方が安いし、£30以上で送料が無料になるので1度に10kg買っています。
大豆はSoy beansで検索したら、出てきます!
実は私、納豆も手作りしているので、大豆は多めに買っています。
イギリス在住者の方、Buywholefoods Online まじでおすすめです。
納豆の手作りは下記記事で紹介しています。
動画でも紹介しているので、よかったらどうぞ。

動画で納豆の作り方を知りたい方はこちら→私のYoutubeチャンネル
豆腐作り1回に対して200gの大豆と10gのエプソムソルトを使用し、出来上がる豆腐は260g位です。
私が作る手作り豆腐1個当たりの値段を計算してみます。
Buy Whole Foods Online で、5kgの大豆が£11.07で購入できます。
(以前は£14.06で購入していたので、時期によって金額が変わる可能性があります。
以前購入時より£3安くなっていたので、10kg新たに注文しました。笑)
200gあたりの大豆の値段はなんと£0.44!
エプソムソルトは250gで£2(もう少し安かったと思います)なので、単純計算で1回分の10gにかかるコストが10p以下になります。
材料代だけ合計したら、たったの£0.55!笑
ね、安すぎません???笑
もしあなたが、日本に住んでいるなら、amazonから購入する事もできます。
手作り豆腐に必要な物

(写真は私が作ったお豆腐です!)
まずは、手作り豆腐に必要な物を紹介します。
ざる、大きめのボール、鍋、ヘラはIKEAで購入した物を使っています。
サイズ等が確認ができるように、IKEAのリンクを貼っておきました。
豆腐型箱に関してですが、「豆腐手作りキット」と呼ばれる物が売っています。
木製の豆腐型に、落し蓋、にがり、布までついています。
イギリス在住者の方は、私が購入した物と同じのをおすすめします。
ぶっちゃけキットを買わなくても作れます。
でもね、キットがあった方が楽です。
何度か豆腐を作ってから、購入を考えてみてもいいかもです^^
(動画でも軽く話しているので、見てみてください。→Youtube)
キットを使う事で何がいいかって、しっかりした豆腐が出来上がります。
一度手作りキットを購入したら、長く使用できるので買って損はしないと思います。
簡単手作り豆腐をにがりなしでの作り方

動画でさっと見たい方はこちら。
①下準備
乾燥大豆200gを水で軽く洗う。
洗った水は捨て、次は3倍の水600gを入れて、最低12-24時間水につけておきます。
春夏は12時間前後、秋冬は24時間前後を目安につけておきます。
②ブレンダーにかける
大豆とつけ水も全部ブレンダーにかけいきます。
大豆のつぶつぶがなくなり、ペーストっぽくなるまでかけていきます。
③煮る、吹きこぼれ注意!
1200mlの水を大きな鍋に入れ、沸騰させます。
沸騰したら、ブレンダーにかけた大豆のペーストを全て鍋に入れて、中火で温めていきます。
鍋底に注意しながら、ヘラで混ぜて下さい。
鍋ギリギリまで吹き上がってくるので、吹きこぼれる直前で火を一度止めます。
一瞬でも目を離すとすぐ吹きこぼれるので、注意してください。
鍋の中が少しおさまったら、中弱火で8-9分また温めていきます。
この時にも何度も吹きこぼれそうになります。
マジで吹きこぼれに注意してください。
吹きこぼれそうだったら、火を止めて落ち着かせ、また火をつけての繰り返しをします。
この時点から、だんだんと豆腐のいい匂いがしてきます。
④豆乳とおからに分ける
大きめのざるを大きめのボウルの上に置き、濡らした手ぬぐいをのざるの上に置きます。
出来上がったあつあつの鍋の中の物をザルにあけていきます。
熱いので気を付けて行って下さい。
おたまなどを使いながら、豆乳を絞っていきます。
手で絞っても大丈夫ですが、めちゃめちゃ熱いです。
絞る際は、手ぬぐいから中身がでてこないように絞っていきます。
残りはおからで食べれられるので、全部絞り切れなくても大丈夫です。
ボールの中には豆乳、手ぬぐいの中に入っているのがおからになります。
⑤豆乳から豆腐になる
10gのエプソムソルトと大さじ2のお湯をよく混ぜ合わせておきます。
豆乳が70-75℃になったら、エプソムソルト液を入れて軽く混ぜていきます。
ここの温度調節がしっかりできていないと、豆腐になりません。
必ず豆乳が70-75℃である事を確認して、エプソムソルトを入れてください。
豆乳が70℃以下になってしまった場合は、温め直しても大丈夫です。
30分-1時間位置いておくと、少しずつ固まってきます。
ボールをゆすってみると、固まってきているのが確認できると思います。
大豆を鍋からざるに移す作業をすばやくやる事が大切です。
⑥豆腐の型に流していく
煮汁が出てるので、オーブントレイなどの上に型を置いて、流していくと安心です。
型の中に濡らした手ぬぐいを敷いて、固まりかけている豆腐をすくって入れていきます。
全てをザルの中に入れたら、端に余っている手ぬぐいをたたんで豆腐の上に置きます。
落とし蓋をし、重りを乗せ、30分位置きましょう。
重りが軽いと、煮汁がきちんと絞り出ない可能性があるので、最低でも1kg位の重りを使用してください。
⑦完成までラストスパート
重り、落し蓋を取って豆腐として固まっている事を確認してください。
豆腐を取り出し、水を張ったボールの中に豆腐を30分位つけます。
ここで豆腐に残っている苦みが取れ、美味しい豆腐が出来上がるのです。
30分たったら完成です。
使っている型によって出来上がりの形は変わってきますが、どんな形でも味はとっても美味しいです!
出来たての豆腐はお醤油を垂らさないで食べてみてください!
めちゃめちゃ美味しいですよ。
豆腐が固まらない場合は?

ざる豆腐にしよう
温度の調整が上手くいかなかったりすると、豆腐が固まらない場合があります。
そんな時は、網目の細かいザルにあけて、ザル豆腐としましょう。
ザルにあけ、そのまま半日位水きりしておけば、ザル豆腐の完成です。
少しやわらかいですが、ザル豆腐もとっても美味しいですよ!
温度と時間との勝負
煮た後に、大豆ペーストをザルにあけてからが時間との勝負になります。
いかに早く豆乳をこして、豆乳が70-75℃の間の温度の時にエプソムソルト液を入れられるか。
それによって、豆腐がちゃんと固まるのかが決まります。
実は豆腐作り3度目に、やっとしっかり固まった豆腐が出来ました。
その前までは、ほぼ固まらずザル豆腐として食べていたんです。
でも、エプソムソルトを入れる温度を気にしたら、きちんと固まるようになりました。
温度計を使ってしっかり、温度調整する事をおすすめします。
私は下記の温度計を使っています。
まとめ

手作りで豆腐を作るのは少し手間がいるように思うかもしれませんが、慣れてしまうとそんなに時間もかかりませんし、なにより作るのが楽しいです。
そして、味も格別に美味しいし、コスパもいい!
海外に住んでいながら、手作り豆腐が作れるんですよ。
基本的に必要な材料はたった2つです。
・乾燥大豆
・エプソムソルト(にがりの代用品)
豆腐作りに至っては、下記ポイントは必ず押さえましょう。
・エプソムソルト液を入れる時の豆乳の温度
・最低1kgある重りを使って豆腐をプレスする
手作り豆腐はコスパが最強な所が魅力的です。
そしてなんといっても、手作り豆腐は市販の物より数倍美味しいです!!
海外生活をしていても、美味しい豆腐は食べたい。
手作り豆腐はそんなあなたの欲求をかなえてくれます!
Youtubeでも紹介しています。
動画の方がより分かりやすいと思いますので、よかったら。
チャンネル登録もしてくれたら、大好きがこぼれ落ちます!
大豆を使って納豆も手作りしています。
興味があれば、納豆作りもどうですか?
イギリス在住者の方で、私と同じ場所で大豆を購入したいという方は下記からどうぞ。
私みしーがマジで使いまくっている、サイトです。
なんでも揃うので、おすすめです。
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